シャルル・フランソワ・ビアンヴニュ・ミリエル
(M.Charle-Francois Bienvenu Miriel)


いうまでもなく銀の燭台のエピソードで有名なヴァルジャンを助けた司教様。若いころは恋愛関係とかなかなか派手だったらしい。もっともこれは民衆の間の噂であるためほんとかどうかは分かりませんが。革命が起こったとき破産してイタリアに亡命して帰国した時には既に司教でした。フラッシュコンテで本人がヴァルジャンに肉体労働してたといっているので結構力仕事が得意なのかも・・。1804年にブリニョールの(たぶん)主任司祭になりたまたまナポレオンの目にとまってディーニュの司教になります。でも彼自身はナポレオンの事をいい目では見ていないようでナポレオンの零落にも結構冷淡だったようです。1813年以来反対運動に参加、もしくは賛成してたり意外と政治色の強そうな人のようです。国からはけっこうな金額を支給されていたがそのわずかだけを生活費として残してすべてを貧しい人に費やす。こういった人ですから教会のえらい人の集まりのような会にも呼ばれたりはするけどあまり周りとの付き合いがうまくいかなかったようです。

家族は一緒に暮らしている妹と弟が将軍と知事。一緒に暮らしてるのは妹とMagloire(マグロアール)。客を招いた時必ずクロスの上に6人前の銀の食器を並べて食事をするという変なこだわりを持ってる。
ヴァルジャンがやってきたときも同じように銀の食器を並べて食事をしてます。・・で、それをヴァルジャンが盗んで憲兵さんに捕まって連れてこられた時叔母さんの遺産の銀の燭台をヴァルジャンにあげた・・と。スプーンは売ったけど銀の燭台は二つあり一つはシャンマシュー事件の際にヴァルジャンの証拠を消そうと溶かされた。もう一つの燭台はヴァルジャンが死ぬときにコゼットに引き渡されたようです。
ミリエルさん自身は妹に看取られて1821年死去。その数年前から既に目は見えなかったようです。


バスティーヌ(Bapstine)


ミリエル司教の妹。背が高く顔が青くやせて大人しい人。美人じゃないけど人柄のよく兄のやる事には絶対服従。どちらかというと精神的な面の美人。ほとんど口をきかない・・と書いてあるけどヴァルジャンが来たときの司教邸のことを結構何度も人に話しているらしい・・。あとよく手紙をBoishevron(ボアシュヴロン)に手紙を書いてるようです。


マダーム・マグロアール(Madame Magloire)


ミリエル司教とバティスティーヌの同居人・・っというか親友??司教様の元下婢だったけど今ではバティスティーヌの小間使兼司教閣下の家政婦。色が白くって油気多くってでっぷり太った小柄な老婆で喘息気味。よく文句を愚痴愚痴言ってるけど司教が何かし始めたら絶対服従。絶対邪魔しません(するまではぶちぶち言ってるけど)


G


コンヴァンション議員の一人。60才で国事に参加するようになり、国のために自分のできることを一生懸命に取り組んできた。フランス革命で国王の死刑に賛成投票はしなかったけど実質上はしたも同然だったため町の人からも首切り役人のように思われていたしミリエル司教自身もまた良い目で見ていなかった。どの町からも離れたところに人付き合いもせずに羊飼いの若者だけをそばにおいてひっそりと住んでいる。彼の死の間際にミリエル司教に出会い、フランス革命について議論しあい、この出会いがミリエル司教をより柔和にさせたりと影響を与える。


R夫人(Madame de R)


石のベンチの上で寝ていたヴァルジャンを見つけ、手持ちのお金4スーあげて、司教さんの家を紹介した親切な人。そのとき彼女は教会からの帰りだったようです。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送