ジャン・ヴァルジャン(Jean Valjean)


ブリーの貧しい百姓に生まれ両親は幼いころに死去。姉の夫が面倒を見てもらっていたけれどその姉の夫が死んだ後は彼が姉と姉の7人の子供たちの面倒を見ていた。1795年モーベル・イザボーのパン屋からパンを盗もうとしてつかまる。
「起重機のジャン」と呼ばれるほどの力を持っていてその力は市役所のバルコニーを支えている像(柱?)を一人で支えることができるほど。

刑の期間を終え、釈放されたのはよかったのだけれどその行く先々でひどい扱いを受け宿屋にも泊めてもらえずミリエル司教の家に泊まることになる。そしてそのミリエル司教の家にある銀の食器を盗みつかまるがミリエル司教に救われる。まっとうな人間になるとミリエル司教に約束をさせられる(一度だけサヴォア人の少年から40スーを盗んでしまいますが)

改心した後、1805年に彼は大火事の際にモントルーユ・スュール・メールにこっそり入り込み大火事の中にとび込んで憲兵隊長の子供二人を助ける。そのおかげで前科ものという素性もばれずに、以降マドレーヌ(Madeleine)という名前を名乗る。
彼は黒玉細工の産業に成功して金持ちになる。その利益の大半の100万以上を貧困者、町のために使い10の病床と2つの学校を建て幼稚園や薬局も作った。そして63万フランのお金をラフィート銀行に貯蓄する。そして国王や民衆に依頼され市長の役を引き受けることになる。

恩人のミリエルさんがなくなった際喪に服していたとのこと。サヴォア人の少年が通るたびに名前を尋ねていくらかのお金をあげていたところから40スーを彼が盗んだプティ・ジェルヴェを探していたのだと思われる。銃の腕は100発100中で本を読むのが好き。とのことですがきっとこれはミリエルさんの影響でしょうか。(もともと字が読めないはずなので)

モントルーユ・スュール・メールに警官ジャヴェールが赴任してきたときはヴァルジャンはすでに町の人たちの間で必要不可欠な人物で、大半の人に好かれているようだった。けれどまだわずかに敵を(勝手にまわりが敵視しているだけでしたが)持っており、その一人のフォーシュルバンがある日馬車の下に下敷きになっていた。ヴァルジャンは一人馬車を支えフォーシュルヴァンは助かった。そんな様子を見たジャヴェールはマドレーヌ氏がヴァルジャンではないかと考えるようになる。

それから後、彼のまったく知らないところでファンティーヌの解雇され、ファンティーヌをジャヴェールから助ける。そして彼は自分と間違えられつかまっているシャンマシューのことを知り、彼を救いにアラスへ向かう。自分がジャン・ヴァルジャンであることを裁判所で告げて、そのままモントルーユ・スュール・メールにとってかえしファンティーヌの死を見取り、ジャヴェールにつかまる。

一度刑務所から逃げサンプリス尼にここに置いておくすべてのものを司祭に預けそこから自分の裁判費用、ファンティーヌの埋葬費を出してもらい残りを貧しい人の間で分けるように伝言を託す。そしてラフィート銀行に預けていた6,70万フランを引き出して誰にも見つからないようにモンフェルメーユのブラリュ地所に隠す。それからコゼットを迎えにいこうとモンフェルメーユに向かう子馬車にのるところで再びつかまった。けれどオリオン号で乗組員の一人が事故で海におちそうになっていた時に、そこを徒刑場の苦役として働いていたヴァルジャンが救い、それから仕事に戻ろうとするときに海に落ちる。世間では死んでしまったのだと思われていたが、実際は逃げる機会をうかがっていた。コゼットの喪服を買い、家(ゴルボ−屋敷)を得る。そしてコゼットを向かいに行ってテナルディエたちから彼女を助け出す。そしてしばらくの間はコゼットと二人平安な生活を送っていた。しかしジャヴェールに見つかりコゼットを連れてゴルボ−屋敷を出た。そして行き詰まった彼はプティ・ピクピュス修道院にたどり着いた。そして昔助けたフォーシュルヴァンの助けを借り庭師として修道院に住み着き、ジャヴェールの手から逃れることができた。

5年程がたちフォーシュルヴァンが死んだ後コゼットをつれ修道院から出る。警察の目を欺くため、パリの中で3つの家を借りていたが中心に使っていたのはプリュメ街の家だった。リュクサンブール公園によくコゼットと散歩に出かけていたがマリユスがあまりにしつこくウエスト街の家まで後をつけてくるのでウエスト街にはこなくなり、しばらくはリュクサンブール公園にも行かなくなった。

ある日ジョンドレード一家の元をいくらかのお金を寄付するために2回に分けて訪問することになる。ヴァルジャンは気づかなかったがそれはテナルディエ一家だった。2度目の訪問の際テナルディエはヴァルジャンをわなにかけようともくろんでいた。そしてそこをジャヴェールによって助けられる結果になったが、ジャヴェールに顔を見られる前に逃げ出し自分がヴァルジャンだったことまでは気付かれないですんだようです。この時点で大分なお年だとは思いますがパトロン・ミネートのモンパルナスが彼の金品を狙おうとしてきたが逆にやっつけてまじめに働くよう説教してお財布を彼にあげて去っていったりテナルディエにわなにかけられた時の逃亡だったりと、そのころになってもいまだ彼の力は健在なようです。

しばらくは平安な日々が続いていましたがテナルディエが家の側をうろついているのに気づき、ほかにも家の周りでおかしなことが多く続いたためイギリスに引越しをすることを決める。エポニーヌによって「引越しをしろ」とのメモ書きの警告がされたため、その日のうちにロム・アルメ街の家に移ることになりその結果としてマリユスとコゼットはあえなくなってしまう。コゼットはマリユスに手紙を送っているが、その手紙はすいとり紙に筆跡が残っていてその文字を鏡が映し出してしまっていたためコゼットに恋人がいることに気づき、またそれがいつかのリュクサンブール公園での青年マリユスだということも気づく。ガヴローシュによってコゼットへ手紙が届けられるが自分が渡すことになっているんだと彼が受け取る。その手紙を読んでマリユスが死にそうになっていることに一度は喜ぶが国民軍の制服を着てすぐに彼自身もマリユスを救うためバリケードに向かうことにした。ヴァルジャンは自分の着ていた国民軍の服を彼らに与え、バリケードの仲間たちのうちの幾人かを外へと返すために使わせる。そして戦いの中で大砲を防ぐために壁のように使われていた布団が落ちてしまったとき、それを取りに行って元に戻したことでアンジョルラスに大変感謝される。ヴァルジャンはバリケードのため?まじめに仕事はしていたようだけれども結局人を殺したりはしていないようです。バリケードの仲間たちの言葉を借りると「戦わない工夫をしている」「それでもやはりバリケードを防備している」とのこと。ヴァルジャンはアンジョルラスにジャヴェールを殺すという報酬を求め、それに応じた。しかしヴァルジャンは殺さずに逃がしたのだった。その後バリケードでの戦いの中でマリユスが気絶をしたところをヴァルジャン自身骨を折っていたがバリケードからつれ出して地下道を通って逃げようとしていた。それを見かけたテナルディエはヴァルジャンが男を(マリユスだということはわかってないが)殺したんだと思い地下道から出る鍵を持っていたので利益を半分にしようということで(全部取ってしまうが)地下道から出してやる。外に出ることが出来たヴァルジャンはジャヴェールに出会う。ジャヴェールは彼を捕まえようとするがヴァルジャンはマリユスを彼の祖父の家に連れて行きたいと頼み、待機させてあった馬車でともにジルノルマン氏の館まで行き、自分の家に寄りたいとも頼む。ヴァルジャンは家に帰りジャヴェールも家に上がるように言うが「ここで待つ」と言ったことに驚く。
そしてコゼットの結婚式で途中まで参加しているけれど途中で腕がいたむとの理由を作って結婚式を途中で抜ける。家に戻り彼は昔のコゼットを思い出して一人泣いていた。翌日マリユスに会いに行き、コゼットに気づかれないように自分の過去の話をする。マリユスに自分がコゼットに会いにくるべきではないかと考えるがそれが出来ず夕方にだけ彼女に会いにくることについて許可を求める。コゼットには毎日会いにくるものの少しずつ彼女に距離を置こうとし、また同時に彼女の側から離れた方が良いと思いながらもロム・アルメ街から離れる決意もつかないでいた。そうして次第にヴァルジャンはコゼットの元を訪れなくなり体調も悪くなっていた。マリユスが自分を助けたのがヴァルジャンということを知ってコゼットを引き連れてやってくるがそのころにはもう今にも死にそうな状態だった。コゼットにミリエル司教からもらった銀の燭台を与えて死んでしまった。ペール・ラシェーズ墓地の共同墓地の側の、なんのかざりもなく名前さえかかれていない墓碑の下で埋められていたようです。


ジャヴェール(Javert)


とにかくジャン・ヴァルジャンをいつも追いかけている警察官。カルタ占いの女を母に持ち、獄中で生まれる。若いころには南部の監獄につとめ、40歳で警部になり、警視総監シャブーイエ氏の世話でモントルーユ・スュール・メールで巡察として赴任することになる。
人に対しても厳しいが自分に対してもかなり厳格でマドレーヌ氏をかなり早い時期からマドレーヌ氏をヴァルジャンではないかと疑っていたのだが、それを警視総監シャブーイエ氏に届けたことがあるのだがそれが違うという話になったとき、マドレーヌ氏に自分から辞表を願い出たほどである。実際にマドレーヌ氏がヴァルジャンであるとわかったときは大喜びで(笑)ヴァルジャンのいるファンティーヌの元に戻りヴァルジャンを捕まえる。しばらくしてジャヴェールは新聞の記事でヴァルジャンが死んだと読み、そう思っていたがひょんなことからヴァルジャンが生きているらしいことを知る。そしてゴルボ−屋敷のかぎまわりヴァルジャンであるだろう男を認めた。ヴァルジャンはジャヴェールから逃れるため引っ越そうとし、ジャヴェールはヴァルジャンを追い詰めたがあと一歩のところで逃げられてしまった。そして時はたちテナルディエ(ジョンドレッド)がゴルボ−屋敷である男をわなにかけようとしていることをマリユスの口から聞く。ジャヴェールはマリユスに鉄砲を2挺を与えていざというときには一発ぶっぱなすように言う。しかし鉄砲の音がしないのでしびれを切らし突入することにし、テナルディエとその仲間たちを捕まえた。そしてその被害者がヴァルジャンだったのだがそのことに気づかないまま逃げられた。
しばらくしてアンジョルラスたちによる革命のときにスパイとして入り込んだがガヴローシュによってスパイであることに気づかれつかまってしまう。そしてヴァルジャンよってバリケードのみんなには殺したことにしておいて、助けられることになる。
しかしジャヴェールはバリケードから抜け出して警視庁に戻り、再び勤務を続けているとテナルディエを見つけて彼の後をつけているうちにヴァルジャンに出会う。彼はすぐにヴァルジャンを捕まえようと考えるたがマリユスをジルノルマン氏の家まで連れて行き、少しだけ自分のの家によりたいと頼まれジャヴェールはそれに応じる。ヴァルジャンはジャヴェールに家へあがるよう言うが彼はあがらず家の前で待つと言ったままヴァルジャンを捕まえることなく去っていった。彼はジャン・ヴァルジャンを捕まえることの罪と逃がすことの罪を感じて板ばさみになってしまっていた。交番で行政に関する意見書を書き残してセーヌ川に向かい飛び降りて自害した。


コゼット(Cosette)


ファンティーヌの娘。本当の名前はユーフラジー(Euphirasie)。テナルディエの家で育てられ、5歳からすでに女中扱い。テナルディエの家で誰よりも早く、一番に起きるため「ひばり」と呼ばれた。幼いころはかなり醜かったようでイノセント尼は「みにくい女になりますね」と宿舎に入るとき言われるし、ヴァルジャンまでも「美人にはならないだろう」と喜ぶ始末。
8歳のころ晩に水汲みをさせられているとき、ヴァルジャンに出会う。ヴァルジャンにより助けられゴルボ−屋敷でヴァルジャンとともに幸せに暮らしていた。しかしヴァルジャンがジャヴェールに見つかったため家を出て、たどり着いたプティ・ピクピュス修道院で修道女見習として寄宿舎に入る。

14歳の時に修道院から出てからはプリュメ街の家に主に住んでおり、リュクサンブール公園によくヴァルジャンと散歩に出かけていたが、そのリュクサンブール公園でマリユスと出会う。マリユスが彼女の居場所を調べようとしてウエスト街にあるもう一つの家まで後をつけていたのにヴァルジャンが気づいたためウエスト街の家を引き払い、リュクサンブール公園にも行かなくなってしまった。しばらくは落ち込んでますがそれも長く続かず毎日家の門の前を通りかかるテオデュルのことに夢中になってた時期もあった始末。しかしマリユスからの手紙が自分のベンチの上にあるのを見かけて再びマリユスへの愛を思い出した。そしてその日の夕刻、ヴァルジャンが不在のときにマリユスと再会した。それからしばらく毎日のように庭でマリユスと会い、幸せな日々をすごしていたが突然周りで不思議なことがいろいろ起きていることに気づいたヴァルジャンが引っ越すと言い出す。そのためマリユスは結婚の許可をジルノルマンにもらうための1日を置いてその翌日会おうと約束する。しかしヴァルジャンが急にプリュメ街にある館を出てロム・アルメ7番街に移ったためマリユスはもうイギリスに行ってしまったのだろうと思いバリケードに死に場所を求めて向かってしまう。コゼットは自分の住所を書いてエポニーヌに託していたがエポニーヌもまたマリユスに恋をしていたためマリユスには渡していなかった。エポニーヌがマリユスに死に際、その手紙を渡してマリユスがコゼットへ手紙を書いてそれをガヴローシュに託すがコゼットはヴァルジャンに渡してしまいその手紙を見ることはなかった。

バリケードからマリユスを助けたヴァルジャンはマリユスが回復したころに、コゼットをジルノルマンやマリユスの元に連れて行き、コゼットとマリユスの結婚の話はどんどん進んでいった。コゼットの戸籍に関してはいろいろ問題があったがヴァルジャンがプティ・ピクピュス修道院で庭番をしていたもう一人のフォーシュルヴァンの娘だということにして、彼女の60万フランはある故人が名前を秘密にして送ったものだということにしてうまくまとめる。

2月16日から17日にかけての晩に二人の結婚式は執り行われる。その日はマルディ・グラの日だった。それからはヴァルジャンは日に日にコゼットに対して距離を置こうとし、そのことに関しては不満に思いながらも彼女の毎日の生活は幸せそうでした。マリユスがヴァルジャンの素性を知ったことでマリユスがヴァルジャンのことを敬遠していることを何も言わないながらも感じていたけれどもヴァルジャンのことを愛していたがそれ以上にマリユスを愛していたためコゼットも何も言わなかった。そしてそうしているまにもヴァルジャンの体調はどんどん悪くなっていた。しかしテナルディエによってマリユスが自分を助けたのがヴァルジャンと知り、マリユスとともにロム・アルメ街の家に向かい、ヴァルジャンに一緒に帰るようにお願いするがヴァルジャンがミリエル司教からもらった銀の燭台をコゼットに与えて死んでしまった。


ジャカン・ラバール(Jacquin La barre)


ヴァルジャンを最初に追い出した宿屋の主人。グルノーブルで「三太子」という宿屋を営んでいるまた別のラバールさんと親類だったので市民から一目置かれている。


ジャーヌ


ヴァルジャンのお姉さん。男女合わせて7人もの子供を持っているが夫は亡くなってしまった。ヴァルジャンとジャーヌの両親共にヴァルジャンが幼いころになくなってしまったので夫が生きていたころはヴァルジャンを引き取って養っていた。ヴァルジャンが25歳になると彼はいやな思いもずいぶんしたようだがジャーヌの子供たちの父親代わりを勤めてもらっていて、またヴァルジャンは姉ジャーヌの面倒を見た。ヴァルジャンがパンを盗もうとした罪でつかまってから4年後、彼女は末の男の子だけをつれてパリのサン・スュルピス近くのジャンドル街に住んでおり、印刷屋で製本の折仕事をしているということをヴァルジャンは牢獄で偶然耳にしたがそれ以降どうしていたかは不明。


モーベール・イザボー(Maubert Isabeau)


ヴァルジャンがパンを盗もうとしたファヴロールの教会広場のパン屋。


プティ・ジェルヴェ(Petit-Gervais)


サヴォア人の少年。
ヴァルジャンが司教に助けられたあと最後に物(この場合お金)を盗んだ相手。この事件が原因で後に再び裁判にかけられることになったりジャヴェールに追われることになります。元徒刑囚は小さな犯罪でも重罪になってしまうのでこの小さな犯罪はヴァルジャンにとって大きな痛手になってしまいました。ジャンヴァルジャンはマドレーヌ視となった後もモントルーユ・スュール・メールを通りかかったサヴォア人の少年を呼びにやり名前を聞いてお金をあげる・・という事をしてたようですがこの少年を探していたのでしょう。


ファンティーヌ(Fantine)


コゼットの母親&フェリックス・トロミエスの愛人(汗←表現悪すぎ)
太陽色の綺麗な髪でブロンドと呼ばれてました。太陽色の綺麗な髪でブロンドと呼ばれてたようです。モントルーユ・スュール・メールで生まれて父も母も分からない。トロミエスに捨てられてテナルディエ夫妻にコゼットを預けモントルーユ・スュール・メールの工場で働いてたけど子供がいることがばれて50フラン渡されてやめさせられた。テナルディエ夫妻に逆らえず言われるがままにお金を払ってるうちに娼婦まで身を落とす事になります。バマタボア氏にバカにされた挙句背中から雪を押しこまれたのでバマタボア氏の顔をひっかき返したらジャヴェールに捕まってしまう。が、マドレーヌ氏に助けられる。そのまま気を失い病院で入院していた。しかしジャヴェールが病室にやってきてマドレーヌ氏とのやりとりからマドレーヌ氏が懲役人だということとそばまで来ていたと思ってた子供がいないと知ったショックで死去。ヴァルジャンは捕まったのち一度脱走してここの残した物をファンティーヌの葬儀と自分の裁判費用に使うい、残りは貧しい人で分けるよう指示します。どれだけのお金をのヴァルジャンが残したのかはわかりませんが、ファンティーヌのお墓は無料の共同墓地、全ての貧しい人たちが消えていく所でした。


バマタボア(Bamatabois)


暇人。モントルーユ・スュール・メールでファンティーヌを5分おきくらいに馬鹿にして効果がないから背中に雪を押し込んでひっかかれた人。ジャヴェールがファンティーヌを捕まえてる間に逃げちゃったようです。でもきっと捕まってもこの人はすぐに解放されると思われます。実際ジャヴェールとマドレーヌがファンティーヌのことを話してたときもファンティーヌが引っかいた相手はバマタボア氏だと分かってて会話してましたから。結構金持ちのようです。シャンマシューの裁判の時も何の偶然でか裁判場にいたようです。


フォーシュルヴァン爺さん(Fauchelevent)


もと公証人でけっこう学はあるようです。マドレーヌ氏がお金持ちになっていくのを嫉妬して、マドレーヌの邪魔をするためにあらゆることをしていた。そうしているうちに破産してしまう。ある日馬が倒れてしまいその馬車の下敷きになってしまう。マドレーヌ氏に助けてもらい、怪我も回復もするけれど膝は不随のままだったためパリのサンタントアーヌ地区にあるプティ・ピクピュス修道院に庭番としてマドレーヌ氏に就職させてもらう。もともと格の悪く利己主義な男だったようだが修道院に来てそれが変わり、マドレーヌ氏(ヴァルジャン)と再会する頃にはかれのことを聖人だと信じていたようです。ヴァルジャンがプティ・ピクピュス修道院に逃げ込めたのはフォーシュルヴァンのおかげ。たまたまそのときその修道院の尼さんが死んだ時、イノセント尼はその尼さんを修道院の中に埋葬したいと思っていたが規則ではそれができなかったのでそれを相談したのがフォォーシュルヴァン爺さんで、彼は中に土を入れておくということにしてヴァルジャンを棺の中に入れて運び出した。この事件のおかげで本人はわかっていないけれどもフォーシュルヴァンの人気が上がり、その評判はローマまで届いたほどだ。ちなみにコゼットは負籠の中に入れて連れ出しています。


イノセント尼(Innocent)


プティ・ピクピュス修道院の院長。ヴァルジャンが修道院にやってきたとき折りよく?亡くなったある高名な尼を修道院の地下に埋めて外の墓場には空の棺を埋めたいとフォーシュルヴァンに相談する。中にヴァルジャンを入れて棺を出しているとは思いもせずとても喜んだ。


シャンマシュー(Champmathieu)


ヴァルジャンの代わりに捕まりそうになった人。もともとは酒造用のりんごを盗んで(本人は拾ったと供述)アラスの刑務所に送られたのですけど囚人の一人にヴァルジャンと間違えられたうえにヴァルジャンと同じくファヴロール出身でヴァルジャンの母親の姓と下の名前が一緒だったためにヴァルジャン扱いされるハメになった。結局はヴァルジャン本人の自白により免訴。娘が一人いたけどだんなさんによくたたかれたりしていてなくなってしまったようです。


サンプリス(Simplice)


モントルーユ・スュール・メールの病院でマドレーヌ氏に言われてファンティーヌの世話をしていた人のひとり。他の人は仕方なくやってた節がありますがこの人はそういうわけでもなく結構進んでやっていたようです。宗門に入った時はご馳走は好きだし手紙をもらうのも好きだし・・という欠点はあったけど(修道女からするとそれも欠点のようです。だったら私は欠点だらけ?(爆))自分で悔い改めていった。マドレーヌ氏からの信頼は厚くマドレーヌ氏(ヴァルジャン)が脱走してきた時、門番に呼んでくるようマドレーヌ氏が言ったのはこの人。絶対にウソを言えない人だったのだけどジャヴェールがヴァルジャンを捕まえるため元マドレーヌ氏自宅に来たとき本当はヴァルジャンはいたけど「いない」と生まれて初めてウソをついた。


スコーフレール親方(Scaufflaire)


馬や馬車を貸している人。マドレーヌ氏がシャンマシュー事件の際アラスまでいくためにこの人から馬を借りた…というか買った。馬はアラスに置いていかれてます。


ブルウェ(Brevet)


ヴァルジャンの元牢獄仲間?シャンマシュー事件の際シャンマシューがヴァルジャンだという証人として登場。


シュニルディユー(Chenildieu)


ヴァルジャンの元牢獄仲間?シャンマシュー事件の際シャンマシューがヴァルジャンだという証人として登場。右肩に終身刑を意味する「TFP」という文字を消すためストーヴに何度も肩を押し当てようとしていた


コシュパーユ(Cochepaille)


ヴァルジャンの元牢獄仲間?シャンマシュー事件の際シャンマシューがヴァルジャンだという証人として登場。左手の内側に火薬で焼き付けた青い文字の日付が刻まれている。その日は皇帝のカンヌ上陸の1815年3月1日。


トゥサン(Toussaint)


ヴァルジャンたちの家の老女中。慈善病院と貧窮からヴァルジャンが救い出したとか。コゼットが結婚してからはヴァルジャンにとっては女中は必要がなかったのでコゼットに引き取られて彼女の小間使いになる。




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