海で働く人びと


ユゴーさんのレ・ミッズにノートルダムに続く?三部作のひとつ。


ストーリーとしては主人公のジリヤットがルチエリ親方というデュラント号という船の船長さんの娘デュリシェットに恋をする。彼は毎晩彼女の家の近くまで行くけど別に声もかけることもなく何をすることもなく。。。でもそんなある日信頼していた人に裏切られてルチエリ親方の船が難破するはめになる。(このへん私の記憶もあいまい)エンジンそのものは無傷だがそれを救出することは不可能な作業であった。デュリシェットはそのエンジンをすくってくれたならその人の妻になると言う。そうしてジリヤットは船のエンジン救出に向かうが蛸と戦ったり台風に巻き込まれたり食料がなくなったりetcetc...ずいぶんといろんな苦労をすることになる。そうしてジリヤットはエンジンを長い時間をかけてようやく救出。しかしデュリシェットはその間に他の男の人に恋をするようになっていた。約束は約束なのもありルチエリ親方はジリヤットとデュリシェットと結婚させようとする。他の男の人にデュリシェットが恋をしているのを知ったジリヤットはデュリシェットとその男を結婚させ、二人は船の旅に出ることになる。


レ・ミッズやノートルダムとはまたちょっと雰囲気の違う作品ですねー。ミッズやノートルダムは感動をそそる感じなんだけどこれは圧倒される感じです。海や台風が生きているかのように生き生きと描かれてます。自然の描写がほんとに素晴らしい!自然の美しさも力強さも恐ろしさもすごく伝わってきます。
しかしジリヤット、かわいそうに。結局デュリシェットに気持ち気づいてもらってなかったのかねー。彼女の気持ちに関してはラストでようやく出てきた感じだからなんともいえないけど。ジリヤットが母親から彼の妻になる人に渡しなさいといわれたものを(トランク?の中に服とかいろいろ入っていたらしい)船旅に出るデュリシェットに渡すところとか「どうしてあなたの奥さんになる人に取っておかないのですか?」だし。でまた、その答えの「きっと誰とも結婚しないと思う」みたいな彼の返事も素敵だし。素敵の前にちょっとかわいそうでもある。しかしユゴーさん、三角関係好きなんですかねー。ミッズのエポとコゼット+マリウスといいノートルダムのカジモド、フュビュス、フロロ+エスメラルダといいエルナニは。。。名前がちょっと忘れたんで割愛。自然などの描写が非常に素晴らしい反面ストーリー的な面の感動においてはミッズやノートルダムに正直劣ると思います。でもストーリーの先の展開がなかなか読めず、読んでてドキドキしました♪そういえばノートルダムのエスメラルダが飼ってる?ヤギってジリヤットだったか???う〜ん。うろ覚え。ラストはジリヤット、死んでしまうようですね。ちゃんと読んでるんだけど気づかないで偶然後日知った。。。




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