エリザベート


歌詞   ミヒャエル・クンツェ
音楽   シルヴェスター・リーヴァイ

2004.5@帝劇
東宝


エリザベート:一路真輝
トート:山口祐一郎
ルキーニ:高嶋政宏
フランツ・ヨーゼフ:鈴木綜馬
ルドルフ:井上芳雄
ゾフィー:初風 諄 その他


エリザ第2弾です。
高校三年の夏に初演のエリザに行って春はいけなくて。
で、また再演してたので行ってきました。
色んなところが変わってましたね〜。良くもなってるし悪くもなってる。

いい所。
ラストのトート閣下の衣装が黒かったので違和感がなかった。
トート閣下の出番が増えてた☆(個人的に嬉しい)
音楽が増えてたのでお得感あり!?
ストーリーがスムーズになったかなぁ〜という気はした。

悪い所。
トート閣下がただの男の人に成り下がってる(失礼な言い方ですみません)
プロローグの後にあるマックスの浮気シーン、はっきりいって無駄。
時たま流れてるバックの映像がいただけない事が多々。お城とか銅像とかの景色や、あとエリザが落ちつシーンも。

こんな感じでしょうか。
私は山口さんの歌を聞けたのでトータルで文句はないし楽しかったのですがやっぱりただの男の人に成り下がってしまってたのはどうかね〜って感じです。
まぁもとが男の人だし当然っちゃあ当然なんだけど。。ねぇ。やっぱりトート閣下は黄泉の国の帝王、死そのものなんですよ。中性的…でなくてもいいけど人間的ではない圧倒したこの世ならぬもの的な魅力がなきゃねぇ。
そういった意味では前回の方が良かったんだけどね。出番が増えたのは良いんだけどそれが原因かもな〜って気がしてます。
トート閣下としてじゃなくまた別のキャラとしてみてたら妙にかわいらしくって良かったんだけどさ。

あとトートの分身も含めて踊りがさらに激しくなっている気が。。。見てて大変そうだった。
前回これ見ててラストのトート閣下の衣装が真っ白な服だったもんで死なのになんか変。。。とか思ってたんだけど黒だったので違和感なくなってて良かったですね☆
それ+前回トート閣下の分身が壁にぶら下げられてインドっぽい?踊りをしてたのですがそれが消えてた(笑)ラストシーンは途中まで良かったのだけどラストのラスト安っぽい黒い棺に入れられて終わりってのはねぇ。。。それに関しては前見たく扉の向こうへ二人で行っちゃう方が良かったです。

あとマックス公爵の浮気シーンがかなり無意味でおい。。。。?て感じだった。史実として浮気をしていたのは知ってるけどそれをここで出す必要性があったのか。
たぶん塚との違いである「性的&政治的な色が強い」ということを主張していただけかと。でもこんな無意味なところで主張してもねぇ。
基本的にポスターがそのまんまってあたりもちょっと手抜きかね。他にも手抜きの要素はいくつかあった。監督?者さん、もっと頑張って欲しいなぁ。
それとルドルフが井上さんじゃなくなってるのがす〜っごいショックでした。
せっかくルドルフの出番が増えてたのに。でもルドルフって史実に沿えば当時既に30過ぎたいいおじさんなんですよね〜。
それで「ママ!」はないだろって感じだけど。
なんか気付いたら文句ばっかってますねぇ。でもまぁ普通に面白かったんですよ。ほら、人間ほめるよりけなすほうが簡単だから☆
基本的に私は山口さんの歌を聞けたら満足です☆
でも他のキャストだったら多分よっぽどいい人連れてこなきゃぶつぶつ言ってただろうな。





ジーザス・クライスト=スーパースター
ジャポネスクバージョン


歌詞   ティム・ライス
音楽   アンドリュー・ロイド=ウェバー
2004.8@四季劇場「秋」
劇団四季

ジーザス:柳瀬大輔
ユダ:吉原光夫
マグダラのマリア:金志賢


久々の四季。マンマミーア以来だな。
ジャポネスク版ということでエルサレム版は前見てたんですがこちらは見たのは初めてです。写真見てもえげつないというか…怖いというか…とにかく相当当たり外れがありそう!とかおもってあたりであることをただひたすらに祈ってました。

結果。始めの方冷や汗モノでしたが(ゴメン)後は結構楽しんで見れました。てか下村さん面白すぎ!!!って感じでした。

始めの方ユダさんの歌いだしがかなり不安定で一瞬「大丈夫?」とか心配になってました。あと群集の動きとか歌とかも始めの辺は若干微妙だったため(私がそう感じただけですが)余計にドキドキしてたんですがカヤパさん達悪役'sが出てきたあたりからノリも動きも良くなってきて以後は安心して見れました。とまぁその辺も意図的にやってたんだ〜とかそういう場所なんだ〜といわれたら個人の趣味なんでなんとも言えませんが。

それはさておき、でも最初の方マグダラのマリアにお水?(香油じゃないほう)を渡してた女の人、ポニーテールが超可愛い〜〜〜☆☆しかも動きがとってもいい。清楚でかつ滑らかでつややかな動きでよかった〜。でも途中から何処にいるかわかんなくなったけど。(市場のあたりから)

柳瀬さんのジーザスも怒ってる感とか前より出てた気がするしよかった。てか全体的に回を重ねた分かな?ずっと前見たエルサレム版より良くなってる気がする。感情が良く表れてます。他の人のジーザスは見たことがないけど柳瀬ジーザスの人間像が伝わってきた気がします。ちなみにとっても繊細な印象をもちました。
関係ないのですが「お前は王だと?」とヘロデ王とかカヤパだっけ?悪役達に聞かれたときに「それはあなたが言った」というのは上手い返答だな〜と頭良いんだろうな〜ってのに感心しつつでもその裏にとっても奥が深いものがあるんじゃないかな?という気がした。

マグダラのマリアさんは前見た保坂さんの印象が強すぎてど〜しても比べちゃうのですがまぁよかったんではないかな?と思います。ただちょっとムラがあるかな〜ってかんじ。歌は気持ちがこもってる部分はこもってる、でもそうでないところはそれこそ歌ってるだけ。その部分の差が結構あったかと。あと友達曰く聖書の中でマグダラのマリアは娼婦とは一言もかかれてないらしいのですが一応この作品の中では娼婦という事になってるのだからもうちょっと大人というか経験豊富なというかもっと人間的な重みが欲しかったな〜と思います。娼婦じゃなかったら全く問題がないのですがこのマリアさんはどこかの良家の…でなくても良いのですが箱入り娘のお嬢さんみたいな感じだったな〜とちょっと思う。

ユダもやっぱり前の芝さんがすごく印象に残りすぎてて前半はひやひやしてたので印象に残ってたけど後半はまぁ普通だったかな?て感じでした。。。でも芝さんの方が迫力はあったんですがこちらはジーザスとユダについて色々考えながら見れたし歌詞も聞き取りやすかったのでそれはそれでよかったかな。でも芝さんまた見たいなぁ。ちなみに考えてたことはどうしてユダはジーザスを裏切ったか。結論はたぶんユダってジーザスのこと人間的には尊敬してたけど下につくには頭良すぎたんだろうね。でもマグダラのマリアに最初の方に「高い香油を使ったりしないで民衆に食べ物を!」発言があったのですがもっともその通り!て感じでしたね。外国の方がやってるせいか逆に発音がすごくよくて日本人の歌より発音自体はよっぽど聞きやすかったです。

民衆さんの迫力は前も言いましたが前半はあまり感じれなかったんですが傷を癒してくださいってよってくるところがすごく良かった〜!!あそこだけは前のほうで見たかったなぁ。でも足が痛い人も目が見えない人も同じスピードというかペースで迫っていってて足が動かない人、ホントに足が動かないの?とつっこみたくはあった。

下村さんヘロデ王、すっごい最高に面白いです〜!!!歌も上手いしお芝居も上手だし、というかノリが良い?し安心して見れる人ですね。全体的に(ラストのユダといっしょに歌うコーラスガールは除く)和っぽい服が多いのになぜか彼は和なのか洋なのかよくわかりませんがサービス良すぎ!この人。この人でてる間笑いっぱなしでした。私。衣装からして笑えたし。とにかくあの色っぽさに悩殺されっぱなしでした。でかつ一緒に出てきた着物のお姉ちゃん。可愛いね〜。着物が。

それとジーザスがつかまるシーン、ユダが抱きついて死の接吻をするシーン、あれじゃ抱きついてるだけですね。別にホントに接吻せんでも良いですがもうちょっとそれっぽい動作をいれて欲しかったなぁ。エリザのトート閣下なんてなんて何人にもしてるんだからさ。どうせ耳の後ろだし。(そういう問題でもない)
あとジーザスの鞭打たれシーン、相変わらず一個も当たってないのよね。いや、当たったら当たったでかなり痛いというか問題というかなんだけどね。でもつっこみたくなるのよ〜。前も同じこといってた気がする。
てかこれ、死ぬシーン火あぶりなんだ〜。まぁジャポネスクっぽいけどね〜。なんともいえない。。。エルサレムはその辺あいまい?

あと、一緒に行ってた友達も言ってたほかにも同じことを思った人はいっぱいいると思うのですが舞台の廊下?というか舞台みたいなの動かしてた黒子。。。てかあの白子さん。(上手く表現できなくてすみません)あの車のついた舞台を動かしてる彼等こそが今回の舞台で一番苦労してるのではなかろうか、そう思えて仕方なかった。大変そ〜とか前半ずっと考えてた。。。

太鼓とか笛のが伴奏に入ってるのが気が抜けるといえば気が抜けるんですが面白くてよかったです。白塗りのメイクも最初変。。。とか思ってたんだけどまぁ見慣れてみればそういうわけでもなく、歌舞伎じゃないんだけどそういう日本の伝統芸能の歩き方とかを上手く取り入れてたよな〜とは思いました。でも個人的にはエルサレム版のほうが好きかも。見るとしたらエルサレム版が中心でたまに見たいかなって感じ。ちなみにヘロデのお付の女の人の衣装もユダと一緒に歌ってる女の人の衣装もエルサレムの方が好きだな。色っぽくって。こっちは特にユダといっしょに歌ってる人は良くわかんない。。。

なんか感想が転々としすぎてわけがわからなくなってますが文句をいいつつ良かったです。なんか久々に聖書が読みたくなったなぁ。。。
そう!まさに文句はいってるんだけど面白かった。何だかんだ言いつつ満足満足。





レ・ミゼラブル inConcert

2004.12@川崎市民ミュージアム
東宝


バルジャン:別所哲也
ジャベール:岡幸二郎
エポニーヌ:坂本真綾
ファンテーヌ:マルシア
コゼット:河野由佳
マリウス:戸井勝海
テナルディエ:駒田一
テナルディエの妻:瀬戸内美八
アンジョルラス:坂元健児


初めて山口祐一郎さん以外でバルジャンを見ました〜。別所さんです。結論から言えば、やっぱり山口さんの方が私は好きです〜。別所さんに限らずキャスト全体としてイマイチかな?個人的に。あとコンサートするんだったら普通に演劇してくださいって感じではあった。

が、なんだかんだ言ってそれなりに楽しんでいたのもまた事実。

別所バルジャンは基本的に歌のノリがあまりよろしくなかったかな〜と。いつも200%くらいのりまくってる山口さんの聞いてるからかもしれないけど。声がちょっとかすれてるような歌いかたで耳に馴染まなかったんだよね。昔CDで聞いた加賀さんの声に似てるかな?もとからそういう歌い方なのか上手くいかなかったのか。逆にジャヴェールは安心して聞けました。それはコゼットも。普段はコゼット嫌いなんだけど(役者の問題じゃなくてコゼットという登場人物自体が嫌い)妙に可愛らしかった。ホントに可憐な少女ってこんな人なんだ!みたく。歌ってない時後ろの席に座ってスカートのごみを取ってるような動作にはちょっと笑えたけど。逆にエポニーヌはいつも好き好き言ってるんだけど特に印象に残らなかったかなぁ。ファンティーヌも。テナルディエや奥さんはちょっと別次元の人間なんでコメント基準がことなってくるんだけどとりあえず面白かった。でも奥さんはいかにも道化っぽく演じてくれる森久美子さんの方が好きなんだけどね。

マリウスがどことな〜くイマイチでアンジョルラスがちょっと子供っぽいって気がしたのは私だけでしょうか?アンジョルラスは大人っぽくって冷静で他を圧倒する存在ってイメージが原作であるんだけど純粋な子供って気がしたかな〜??

まぁ今まで大半文句言ってるほうが多いけどでもこれもこれで楽しかったですよ。まぁあえてコンサートにする意味がなかった気もするけど。だってほとんど歌だからほとんど歌う羽目になっちゃうわけだし演劇の歌だから結局全部あらすじを踏まえていかなきゃいけないのでそれはそれで手間かかるし全体の流れで歌っていかないと役者さん達も気持ちがついていかないのではないかな〜と。あとバックにコーラスがついてたけど正直なくてもいいのかな??という気もした。っていうか私も出たかった。。。ういいなぁ。

逆に歌だけだからかすごくみなさんことばがはっきり聞き取れました。劇だと大抵むにゅむにゅっとなって「ん?今何てった?」というところがあるんだけどそんなこともなく。
エポニーヌがコゼットにマリウスの手紙を届けた時のバルジャンの「ぼうや」て一言には驚きでした。私の聞き違いだったらごめん。確かに坊や…と聞こえた気がするんだけど。勝手に男の子にするなって。。。

大半がはじめてのキャストだったので(そもそも山口さんと森久美子さん狙いで取るからなんとなく偏りが。。。まぁ今まで2回しか行った事ないけど)いろいろな部分で非常に楽しめました。

ホールが大きいからかマイクがあってその人の歌の上手さがイマイチよく分からなかったってのは非常に残念。やっぱマイクなしのほうがそういうのってよく伝わってくると思うし。

全体的にマイナスな感想が多いんだけどコンサートだからか逆にカーテンコールが多くって。ラストの「民衆の歌」がカーテンコールでもう1度歌ってて歌詞カードがわざわざ出てるからみんなにも歌ってね〜ってことかと思ったんだけどみんな歌ってなくって残念。一人小声で鼻歌交じりに歌ってました。
で、キャスト全員が手振ってる時偶然別所さんと目合って私に手を振ってくれた気がして。(もちろんそんなことないのかもしれないけど)今まで「う〜ん。イマイチだな〜」とか散々思ってたくせに一瞬にて「きゃ〜!!!」とか思って両手でめいいっぱい手を振っていた超単純&ミーハーっぷりを疲労してしまいました。



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