オルフェ


2001.3@赤坂ACTシアター
・・何ていうか・・思いっ・・きり「謎!!」な作品でした。もともと友達か某新聞に載ってた「何名様ご招待!」ちっくなものに友達が応募してあたったのでまぁ行ってみますか・・てくらいの気分でしたで行く事になりまして・・。とにかくよくわかんない作品でございました。ストーリーそのものも良くわかんなくて私の解釈したストーリーと友達の解釈したストーリーがなんだか全ッ然違う。その場にいた同い年くらいの女の子達も「良くわかんなかったねぇ」っとか言ってて良いんすか・??それで・・な気分でした。

この「オルフェ」の土台となってる話を知ってる方はある程度話理解できるんでしょうけどそれを知らない人はさてさっぱりでしょうね。詳しい事は私も知らないけどこれの話は確かギリシャ神話で「オルフェ」と「ユリディス」って2人の恋人同士がいて「ユリディス」のほうが事故・・かなんかで死んでしまうんです。で、どうしても「オルフェ」が「ユリディス」を生き返したくて黄泉の国まで行って会えるんだけど生き返すことは出来
ませんでした・・なお話し。前劇団四季が同じ話を元に「ユリディス」って劇をやってたです。こっちの方では「オルフェ」がラストに死んで黄泉の国で永遠に幸せに・・な感じでしたけど。まぁそれはともかくこの土台のストーリーを知ってても解釈が友達と違うっつーあたり何なんだか・・。

劇場に行ってホールに流れていた音楽はとっても良かったです。・・で・・どんなもんかな〜と期待してたんですけど見ていて一番の感想は「ぱんとまいむぅ??」・・した。たいしたセリフもなくて動作だけで表現しているし実際パントマイムなんですけどね。ストーリーとかはつまんないって言うかそもそも良く分からなかったけど映像はすごく綺麗でした。オルフェとユリディス(オルフェの恋人)の再会のシーンはすごいCGグラフィックとかがビジュアルとして綺麗で音楽とかも綺麗で人間が演じてるのと組み合わさってすごいです。あとすごいって思ったのが演じて多人数が3人だってこと。あとで考えてみれば重要人物は3人なんだけど3人でばたばたやってるようにはとても見えなかったです。あ・・・勿論音響とかは別で係の人がいるんだろうけど。・・・でもとりあえず自分でお金を出して見に行くきにはならない劇でした。・・・実際このお芝居見た後新聞や雑誌であまり良い評価は聞かなかったけどさ。
・・・てこんだけけなしたあとですがもしこれ読んだ方で「オルフェ」面白い〜とか思った方、いらっしゃったら申し訳ありません。あくまで私の感想なんで・・・。






ジーザス・クライスト=スーパースター
エルサレムバージョン


2001.3@四季劇場「秋」
劇団四季

ジーザス:柳瀬大輔
ユダ:芝清道
マリア:保坂知寿

歌詞   ティム・ライス
音楽   アンドリュー・ロイド=ウェバー


当時聖書に関する知識がほとんど全く皆無だった頃に見た作品・・ゆえに見ているときはほとんどストーリ、余り良くわかっとりませんでした。え??ぴらと?誰?・・見たいな勢いで・・。さすがにジーザスとユダは分かっとりましたが・・。ペトロ=シモンって事もわかってなかったし・・。重症ですね。・・とまぁそれは置いといて、今回の舞台は保坂さんと芝さんが出るって事でとっても期待してたのです。アンドリューロイドウェッバーさんの作品でしたし・・。(好きなんです、この人の作品♪)

ロックオペラと銘打っているだけあってセリフが無い・・音楽はすごく良いですね、さすがロイドウェッバーさん。このときCDは持ってなかったのでこのミュージカルの曲、「私はイエスが分からない」くらいしか聞いた事なかったんですがそれでも一つのメロディーを結構いろんなとこに使いまわしておりました。結構その辺も研究してつっこんでいったら結構意味ありげな使いまわし、あるんですよね。

・・まぁそれは置いといて舞台が始まって一番の感想・・。芝さんユダ・・シャウト〜!!・しておりました。何かホントに苦悩してるって感じで歌ってるというより叫んでる・・というのに近い気がしました。でもそれでもちゃんと歌になっとりますし。(そりゃ当然)あとジーザスの柳瀬さん、お顔綺麗〜・・。(爆)

んでもっていきなり話が飛びますが「the jesus must die」というユダヤ教の司祭様方がうたう歌。・・相変らず悪役の歌は見てて面白いです。思わず舞台に乱入したくなるんですよ〜。悪役の歌見てると・・ってそんなの私だけ?ひょっとして・・。

神殿で市を建てて売り買いしている証人達、舞台上が何とまぁ人や商品でごちゃごちゃしててジーザスも怒るわな・・と思いつつジーザスのその人たちの追っ払い方も尋常じゃなかったです。何となく・・大丈夫???と声をかけたかったです。

「I don't know how to live him」・・いや〜妙に貫禄たっぷりなマグダラのマリアでした。歌も上手くて感じもすごくよく出てるんですけどジーザス以上にしっかりしてて芯の強そうなマリアでした。いえ・・それは良いんですけどね、変な表現ですがジーザスが尻にしかれそうで・・(^^ゞ。う〜ん、もっと頑張ろうよ・・イエス様・・なんて考えてしまいました。(笑)

いきなり舞台が飛んでゲッセマネの園。ジーザスがカッコ良い!!あ・・ずっこけた方、いらっしゃいます?だってホントにカッコよかったんですもの・・。私って結構ミーハー???・・ま、いいや。ここいらで柳瀬さん演じるジーザスについて語りましょうか。なんだか他のマグダラのマリアやらユダに比べると少々インパクトが落ちてたかも・・。なんだかイマイチ役になりきってないってのもあるんですが・・。んでもってこの人の演じるジーザス、少しクセがあるな・・と思ったり。何・・ていうか・・イエス様って本来光の存在なんだろうけど柳瀬ジーザスは影・・みたいな印象がありました。はい、なんのこっちゃ・・ですね。イエスにはもう一つ上にいる神様がいらっしゃいますね?ジーザスは神の光によって作り出された作り出された影。光には違いないんだけど光ともちょっと違う・・。柳瀬さんは歌上手かったし舞台を重ねるうちにもっとよくなってくのではないでしょうか?だから次のジーザスに入れ替わらないうちにもう一回みたいな〜っと・・。

で、ジーザスが捕まってヘロデ王の歌。この時のヘロデ王は下村さんで私も結構気に入っている人なんですが舞台を見る前にヘロデ王が下村さんだと気付かず見ながら「下村さんに似てる〜」・・とか考えておりました。終わってキャスト表見てみると本人ですか!?・・な感じでした。いや〜ヘロデ王、かなりノリまくってました。しかも一緒に踊ってる妙にこぎれいな姉さま方、妙に気に入ってしまいました。

で、ジーザスの鞭打ちのシーン・・あれ・・生々しすぎ・・。思わず引いてしまいました。ああいう生々しいの・・ダメ(x_x)ホントに打たれてるんじゃないって分かっててもホントに音だけで痛々しそうで。。。

多分死んだはずのユダが天国だか地獄だかで歌っている・・のだと思われる「スーパースター」、ユダさんカッコ良いです。(笑)ユダの何処と無くジーザスに対して冷たい目をしているようなところが気に入ってしまいました。何となく私が始めて芝さん気に入ったときの印象と何処と無く似てたし・・。ちなみに私が始めてこの人気に入ったのはCDの「エビータ」の狂言回しのチェ・・。(笑)まぁそれは置いといてあと一緒に歌ってるお姉さま方もよかったです。綺麗♪多分前のとこでヘロデ王といっしょに歌ってる人たちと対になってるんでしょうね。前のヘロデガール(?)はドレスが白でこっちは黒服だったし・・。

さて、ジーザスもようやく(!?)死んでラストのヨハネ伝第19章41節、今までロック調だったのがここだけクラシック風ですごく綺麗です。ここだけ空気の流れが違うくて・・。まるで絵本の中の一ページみたいでした。祈るマグダラのマリアが綺麗・・♪





風とともに去りぬ


2001.8@帝劇
東宝

スカーレット::大地真央
レット・バトラー:山口祐一郎
アシュレ:今井清隆
メラニー:杜けあき


歌詞   秋元康
音楽   佐藤俊彦


ひさしぶりの山口祐一郎さんです♪この芝居を見に行った一番の目的はこの人ですもんね。あ・・でも勿論他にもスカーレットの大地真央さんやアシュレーの今井清隆さんも興味ありましたけどね。

ま、い〜や。全体的な感想を言ってしまえば「名作映画のミュージカル化!」を看板にしていただけあって妙に映画の「風とともに去りぬ」にこだわってて・・かと思いきや変なとこで映画から離れてて・・。映画「風とともに去りぬ」の名台詞、「明日は明日の風が吹く」とか有名だからあとからとってつけたみたいで役者さんも言葉の深みを体を持って分かってるわけじゃなさそうで妙に軽い感じになってしまってました。

あ・・でもこの人に関してはあとは結構よかったです。性格そのものはかなりしっかりつかめてたし見てて子猫みたいで可愛らしいスカーレットでした。その一方スカーレットの心の闇・・というかなんというか・・。ワガママなスカーレットの心に抱く不安とかが「家は何処?」ですごく表れてた気がしました。そこの部分の演出もよくって霧の中を歩いてるみたいな気分になっとりました。

バトラーさんは・・なんか映画よりかなり気弱でした。最初の方は結構押しが強かったんですけど何かその押しもあんまり徹底してなくって・・。実際ラストのスカーレットから離れていくシーンも「もう疲れたんだ・・」みたいなこと言ってて良いのかそれで!?・・て気分でした。
あ〜でも歌上手かったし声もよかったです〜♪愛娘ポニーがなくなって自暴自棄になって・・そこから立ち直っていくシーンでの「木の葉」って歌もすごいよかったです〜。あとバザーで本来喪中であるはずのスカーレットに大金かけて踊るとことかすごいカッコよかったです。
あ、あとポニーの指しゃぶりの癖を直そうと近所のおば様方に相談している姿はなかなか笑えました。いやぁ、親バカっぷりが出てるしそれがまた妙に似合ってて面白くて・・。
二度目の夫をなくしたスカーレットを慰めるシーンも好きですね。「あんまりに泣いてるとしまいにはどうして自分がこんなに泣かなければならないのかと相手が腹立たしくなってくる。だから泣くんじゃない」・・みたいなこと言ってて納得しつつ・・カッコ良いなぁ〜と。勿論言っときますが上のものは見たときのままのものではございません。いかんせん見た数ヵ月後に書いてますので・・記憶が・・。(爆)
これはこれで好きなんだけどレッド・バトラーとしてはちょっとどうなのよ、てところも多かったですね。

で、スカーレット&バトラーの2人のデュエット曲、二曲あったのですけど一曲芽はい鳥目の夫をなくしたばかりで喪中のくせに参加したバザーでのダンスの際のもの。もう一曲は結婚式の後新婚旅行での最中の物。どちらもとっても良かったけどバザーの時の曲はとっても大人〜な感じの曲で新婚旅行の曲は素敵なバラードな曲でした。んでもってその時の空の星が綺麗でした♪

メラニーはそれこそ文句なし・・に良かったです。淑女っぷりがよ〜くでてました。しかも歌元〜っても上手でしたしすっかり気に入ってしまいました。この人出た瞬間に拍手が出てたので何事かと思いましたけど終わってから思いおこしてみれば拍手が起こるのも当然・・??みたいな。

アシュレーも映画のイメージとピッタリ。なんというか軟弱で「もっとしっかりしなさい!!」とかいって上からど突き倒したくなるとことかさ・・(おい)。いや〜私こういう軟弱で頼り無い人見てるとイライラしてさ・・。ホントにど突き倒してるかど〜かは・・皆さんの想像にお任せいたします。(笑)
まぁあえて言えばアシュレにはちょっごついかな。。。とか思ったりもしますが。

メラニー&アシュレーのデュエット曲は何故か一曲しかなかったです。でもとっても素敵な曲でした。「どちらかが死んでもまた生まれかわって・・」な感じでラストを暗示してるようで・・。それ以上にこの2人の「永遠の恋人」「運命の恋人」ちっくな関係はとっても好きです♪(変な所女の子女の子趣味な私・・)たとえどんなにアユレーがうっとおしかろうとイライラしようとカップルとしてのこの2人、「愛妻家」としてのアシュレーは好きですよん♪・・ほめてんだかけなしてんだか自分でも謎。

はい。では演出として特に目を引いた演出について語りませう。ポニーが死んだ時まずポニーの乳母がゴスペル風の歌を歌い上げて途中からバトラーの友人の娼婦、ベルが引き継いで(?)うたって言ってたんです。そこのとこが「あ・・上手い」って思いましたね。
んでもってその歌がゴスペル風なのがまた上手いな・・と。ゴスペルって黒人教会から生まれた福音歌で乳母はやっぱり黒人で・・と実際はそこからつなげてるかどうかは知らないけどね。
個人的にもっと欲を言えばこれくらい凝った演出をもっといろんな所に欲しかったな・・と。もっともあんまりやりすぎるとうっと惜しいだけだけどね。

再演でもやればメインの2人ももっと良くなるんだろう・・とは思いつつもどうも再演ならず。なったけどバトラーの役が変わっちゃってた。ちょっと残念です。でもまぁ見に来てよかったです。




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